疑問を持つ目と諦めない粘りで、
社会を動かす一翼を担う。

保安技術部保安グループ 道東担当吉田 健太2015年入社

用途によって異なるタンクの
設計・施工管理を担当。

鉄工所では酸素ガス、食品工場では窒素ガスなど、工場の種類によって使用するガスの種類も規模も異なります。私の仕事はそれぞれの現場の状況に応じてガスを送る設備を設計し、施工管理として携わるのが主な業務です。たとえば鉄工所に設備を建設する場合、必要なタンクの大きさ、配管の厚み、コンクリートの強度を算出し、タンク建設手順の指示書まで作成。設計におよそ1週間、上司の承認を得て業者への発注手配を行い、工事に約1週間、という期間で進めます。非常に専門的な知識が求められますが、私は幸いなことに入社以来多様な現場に携わることができ、有意義な経験を積むことができました。

そのひとつが北海道新幹線の線路の延伸にかかわるトンネル工事です。現在、新函館から札幌までの延伸工事が進んでいますが、このルート開拓には山脈を貫く必要があります。トンネル工事の際に生コンクリートを使用すると、アルカリの性質を持った排水が発生します。この排水を川や海にそのまま流すことは自然環境保護の面から規制されています。これを中性に変えるのが炭酸ガス。排水を集めた水槽に炭酸ガスを送り込むタンクを設置する仕事に関わり、3年間で10本のタンクを建設しました。タンクの設計も現場監督も、最初は上司に相談しながらでしたが、時期的に集中して取り組んだこともあり、最後は任されて一人でやり遂げることができました。

簡単にはグレードダウンしない、
模索という挑戦。

お米の袋にも炭酸ガスが使用されていることがあります。お米の劣化、つまり酸化を防ぐには炭酸ガスが効果的であるという説に基づき、米袋の中に食品添加用の炭酸ガスを送り込む冬眠密着包装を採用するケースが増えています。食品添加物としての炭酸ガスの供給設備は、原料となる炭酸ガスの品質、配管材料から施工方法に至るまで、気をつけなければいけない点が多々ありました。この装置の設計に関わった際は、生活者がスーパーマーケットなどで実際に目にする商品であることから、世の中とつながっている仕事だととてもわくわくしながら取り組みました。

しかしこの仕事はおもしろいことばかりではありません。最も頭を悩ませるのは、お客さまの要望に応じて設計し、原価を弾き出して提出した見積の折り合いがつかない場合です。それでも安価で高品質な製品を使用できないか、協力会社に施工方法を変えることはできないかと模索を続け、グレードダウンさせないやり方を導き出すようにしています。これまでと類似のケースと同じ方法で進めたほうが早くて楽なのかもしれませんが、ゼロから自分で考えて新しい方法を見つけることで、技術の世界に新しい風を起こしたい。上司から私の出したアイデアにOKをもらうととても嬉しいですし、逆に再検討と言われると悔しい思いをします。それでも北海道エア・ウォーターの保安・技術をさらに進化させるために、自分自身のやりがいや成長のために、常に新たな方法にチャレンジしていきたいと考えています。

このような挑戦を続けつつ、安全を守る技術者として日々の業務に疑問をもつ姿勢を大切にしています。これは以前、先輩と高圧ガスを貯蔵する設備の点検を行った際、先輩がもう乾きかけているほんのわずかなガス漏れの形跡から異常を見抜き、私が気づかなかったという悔しい経験をしたことが根っこにあります。本当にこれでいいのか?安全なのか?と疑問を持つ姿勢を見えないチカラとして、確実な仕事と、自分自身の成長に結びつけていきたいと思っています。

吉田 健太

ある1日のスケジュール

8:40
出社後、メールのチェック
9:00
文献を調べながら報告書や資料作成、行動計画を確認、各種アポ取り
11:00
お客様A訪問:営業担当に同行し、ガス供給設備に関し規模や工期について打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
現場確認。お客様工場のガス供給配管工事の進捗を確認
14:00
お客様B訪問:病院にて医療ガスについての勉強会を開催
15:00
官庁訪問:高圧ガスの法令に関する書類を作成し、振興局に届出
15:30
お客様C訪問:設備に関するトラブルが発生し、緊急対応
16:40
メールのチェック、明日の行動計画見直し、文献を調べながら報告書や資料作成
17:20
退社

私のOff Time

吉田 健太 私のオフタイム

休日はよく友人たちとドライブに出かけています。十勝地方にはおいしいお店が多く、自動車で地元の味を楽しむのにぴったり。甘い物も好きなのでスイートポテトや乳製品、あとは豚丼などをお腹いっぱい食べて北海道ならではの食に舌鼓をうっています。

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